ZENKON湯

2011年3月11日に発生した、東日本大震災被災地に香川県から簡易大衆浴場『ZENKON湯』を届ける活動。被災地では、入浴できない事が原因で、床ずれ、肺炎、カイセン、などの感染症や、鬱病等の懸念があった。ZENKON湯プロジェクトは、そうした環境に直接働きかけるプロジェクトである。自衛隊の風呂ではカバーしきれない僻地へのケアーと、被災地を連想させない内観は心的ケアーともなった。
zenkonfull
ZENKON:善根とは、仏教用語で小さく細い根っこのような善を重ねる事で、大きな大木のような善に育つという教え。四国八十八霊場めぐりのお遍路さんに接待をする行為を善根と言い接待の宿の事を善根宿と言う。ボランティアと少し意味合いの違ったこの言葉は、古くから四国に根付いている。

阪神大震災、中越地震、東日本大震災の経験をもとに。地震災害の時には人命救助、避難、食料確保を終えた人たちの望みは「お風呂に入って、身も心もすっきりしたい。」 日本人ならではの感想かもしれませんが風呂に入れるかどうかは、その後の避難所運営にも大きく影響して来ます。 自衛隊の救援風呂が活動を始めるのは早くても半月後。多くの地方自治体では、備蓄物資に苦慮している。 水、粉ミルク、紙おむつ、食料、医薬品。短期的に必要なものに、賞味期限があり、毎年の予算組を余儀なくされている。 長期備蓄可能で災害の初期段階で必要になってくる、お風呂にはそれほどの重要性を感じていないのが現実だが実質必要になってくる、風呂の備蓄を推進する必要性を感じずにはいられない。 ワークショプや講演会で、ZENKON湯の話をすると、その重要性に気づいてもらえる事があり、出来る限りそうした機会を増やす事が必要である。